eneloopの利点 [AV]
最近、新聞や雑誌でよく目にするeneloop。
白物家電事業から撤退を決定したSANYOの強みである電池なのですが、イイ!ということを主張しているのは分かりますが、どのようにいいのでしょうか。
よく分からないこの点を整理してみたいと思います。
メーカーサイト
http://www.sanyo.co.jp/eneloop/index.html
「ああ、なんかSANYOから新しい電池が出たんだってね。」
僕もそうですが、おそらく皆さんも似たような認識だったのではないでしょうか。
要するに高機能なニッケル水素充電池なようですが、メーカーサイトでは非充電池との比較をして従来のニッケル水素電池との比較がされていない部分もあり、違いがよく分かりません。
これは充電池に頼らない生活をしている人に対して売り込もうとする姿勢の表れなのかもしれませんが、こういう電池に関心を持つ人の多くはすでにニッケル水素充電池を多用しているはずで、宣伝の仕方に少し疑問が残っています。
そこで今回の記事は売りの要素を僕の思うままに整理していきたいと思います。
●約1000回繰り返し使える。
普通のニッケル水素充電池は500回程度が限度のようです。
約2倍持つようです。
●自然放電が少ない。
これはニッケル水素充電池を使っている方なら分かると思いますが、1ヶ月も放置していたら完全に自然放電してしまうので、使いたいと思う直前に充電しておく必要があります。その点、あらかじめ充電しておいて、使いたいときに使えるenaloopはかなり魅力的です。
6ヶ月後で約90%、1年後でも約85%のパワーをキープしているそうです。
ただし、普通の環境でニッケル水素充電池を半年放置していたら75%なんて絶対に残っていないので、普通の環境でどうなるのかは定かではないですね。
●デジカメ撮影枚数は約4.4倍
この数値の元になる同社のDSC-S4について調べると、2300mAhのニッケル水素充電池で310枚、アルカリ乾電池で61枚となっています。単純計算すると約5倍。普通のニッケル水素電池の方が長持ちするということになるのでしょうか。
約4.4倍のデータはアルカリ乾電池で117枚、eneloopで514枚という結果から出したもので、アルカリ乾電池の撮影枚数に違いがあることから撮影方法が違っていたのかもしれませんが、この差は結構大きいです。
ここで容量を確認すると、SANYOの現行のニッケル水素充電池はTyp.2700mAh、Min.2500mAhのようです。それに対しeneloopはMin1,900mAhとなっていて、数字を見ると低いです。撮影枚数が少なかった要因はここなのかもしれません。
●色んな機器に使える
ニッケル水素充電池は自然放電しやすいことや、過放電により極性が反転してしまうこともあるそうなので、リモコン等には向いていないとされていました。
その点が解消されたということなのでしょう。
●つぎ足し充電OK
ニッケル水素充電池は、残量が残っている状態で再充電すると本来の容量を使い切れないメモリー効果が発生することがありました。それに対する対策がなされたということなのでしょう。
●低温にも強い
-10℃でもパワーが長持ちするそうです。
ニッケル水素充電池は寒いところに置いていたら本来の力を発揮できません。それに対する対策がなされたということなのでしょう。
●こだわりのパッケージ
開封後もパッケージは保管ケースとして使用可能な点は、余計な電池ケースを買わなくてすむ分いいかもしれません。
●お手持ちの三洋製充電器で充電OK
他社製の充電器でもまず問題なさそうですね。
新たに充電器が必要にならない点はいいですね。
そして僕にとっては一番の売りに感じること。
充電池でありながら、すでに充電してあるので買ったその場ですぐ使えること。このことは製品を使っていて電池が切れたと思ったときに、最寄の店で買えばいいのですごく役立ちます。
価格は高いと思っていたのですが、実は安かったみたいです。

SANYO eneloop ニッケル水素電池 単3形 4本パック HR-3UTG-4BP
- 出版社/メーカー: 三洋電機
- 発売日: 2005/11/21
- メディア: エレクトロニクス
これが現在は1480円。

SANYO ニッケル水素電池 単3形 4本パック HR-3UG-4BP
- 出版社/メーカー: 三洋電機
- 発売日: 2005/11/21
- メディア: エレクトロニクス
この普通のニッケル水素充電池は1880円。
容量面で差はありますが、ニッケル水素充電池の弱点をフォローしている点は評価できると思います。普段ニッケル水素充電池をお使いの方も、用途に合わせて何本か持っておくと便利そうです。
これって単3電池だけなんですかね?
単4電池もあるのなら、
昨日買ったワイヤレスマウスの電池はこれにしようかと思うのですが(^_^;)
by arkstar (2005-12-19 13:38)
>>arksterさん
nice!ありがとうございます。
残念ながらまだ単4は出ていないみたいですね。
出るにはもうちょっとかかるのではないでしょか。
僕は記事を書いてから興味が高まってきて、
ワイヤレスヘッドホンの電池をこれにしようかと計画しています。
by ahtoh (2005-12-19 17:16)
さすがサンヨー。国内のニッケル、パナソニック以外は
みんなサンヨーのOEMですもんね。
この電池、とっても気になります。(^。^) H1ユーザーとしては・・
ニッケルより安いんですね・・
でもニッケルもついに2700の時代になりましたか・・
そろそろ限界?3000目指して頑張ってもらいたいな(笑)
by はまちゃん (2005-12-20 00:14)
>>はまちゃんさん
nice!ありがとうございます。
実は僕も2700には驚きました。
家にあるのは最大で2000ですから。
それから考えると2700がすごいのであって、
eneloopの1900もそれほど悪くないのかもしれません。
by ahtoh (2005-12-20 00:56)
CM曲の「ロンリーハート」に誘われて(笑)、
興味がありました!
意外と安くてよさそうですね
今度買ってみようかな
カードリーダーといい、MDR-DS1000といい、
ahtohさんのブログの影響受けまくりです!
by ためごろう (2005-12-20 08:14)
>>ためさん
nice!ありがとうございます。
もともとかぶる製品の多かった我々。
何か通じるものがあるのかもしれませんね(笑)
by ahtoh (2005-12-20 11:54)
なるほど。
普段はアルカリ乾電池ばかりですが、
私の場合デジカメ以外に自転車用のライトで大量に電池消費します。
一回使ってみようかなぁ。
by Ryo (2005-12-22 23:22)
>>SWEET16さん
こちらにも来ていただいてありがとうございます。
ライトにも問題なく使えるそうなので、こちらのほうが経済的になるかもしれませんね。自然放電も少ないので、アルカリ乾電池の代用品として十分使えそうです。
あえて自転車で遠出したときに通りかかった家電店等で購入し、そのまま使えるという利点を生かすのもいいかもしれません(笑)
by ahtoh (2005-12-23 09:50)
スパタ斉藤のブログででも読んで、中身はいいけどインパクトが弱い製品だなぁと思っていました。なんか、もうひとつ欲しいですよね。(^^;
by moonrabbit (2005-12-23 10:59)
>>moonrabbitさん
nice!ありがとうございます。
そうなんですよね~。
いいところをついてはいるんですけど・・・、
本家の記事のような感想を持っただけで終わりそうです。
by ahtoh (2005-12-23 15:49)
おそまきながら、ふろすも買っちゃいました。
すごいいいですね。これからきっと、たくさん買っちゃいますよ。(*^_^*)
by floss (2006-03-08 18:32)
>>ふろすさん
nice!ありがとうございます。
冗談抜きに普通のニッケル水素よりも長持ちすると思いません?
やっぱりパナのeneloopもどきより、こっちでしょう!(笑)
by ahtoh (2006-03-08 20:22)
はじめまして、D氏です。
http://www.kansai-event.com/kinomayoi/battery/eneloop.html
エネループと(類似製品の)緑パナの比較コンテンツのあるサイト発見しました。
充電池ユーザーの僕にとって放電少・メモリー影響少はまさにパラダイスです。
2本しかないですが、もっと買って行きたいと思います。
by D氏 (2006-05-28 22:10)